【映画評】『ロイヤル・ナイト』と『ローマの休日』 ~A most romantic day for princess~

先日、「ロイヤル・ナイト」を観た。 時は、1945年5月8日。場所はロンドン。当時19才だったエリザベス王女は妹のマーガレットと共に、王宮の外で自由に一夜を過ごす時間を手に入れる。 姉妹は、お付きの目を盗み、戦勝記念でお祭り騒ぎ状態のロンドンの街…

【受験記】TOEFL3回目

先月末のTOEFLの結果が返ってきた。 Reading 12 (前回18) Listening 9 (前回6) Speaking 9 (前回5) Writing 14 (前回11) Total 44 (前回40) 思っていたよりも、悪い印象。。 昨年12月から今年の5月までに行ってきたこと。(毎日は行えていない。…

【書評】北朝鮮に嫁いで四十年 ある脱北日本人妻の手記 斎藤博子著

本書はいわゆる「日本人妻」が戦後北朝鮮に渡り、生き抜き、命からがら日本へ戻ってくるまでの手記である。 北朝鮮に嫁いで四十年 ある脱北日本人妻の手記 作者: 斉藤博子 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2010/12/04 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック:…

【書評】『火花』(又吉直樹)と『赤めだか』(立川談春)~The friendship of men and the love between master and pupil~

『対岸の彼女』で女同士の友情を味わったら、男同士の友情ものを読みたくなって、以下の2冊を選んだ。 火花 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/03/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (145件) を見る 赤めだか 作者: 立川談春 …

【書評】対岸の彼女 角田光代 ~The purity of women's friendship~

最近、キャリアウーマンの婚活をコミカルに描いたドラマ『結婚できないんじゃなくて、結婚しないんです』と主婦の不倫を描いたドラマ『不機嫌な果実』を観ている。 どちらの作品も、対象や場面の設定は異なるのだが、恋愛ドラマの王道をその作品なりに抑えて…

【書評】サハリンの韓国人はなぜ帰れなかったのか 新井佐和子

書店で文庫本の新刊コーナーに陳列してあった本書を見つけ、題名の問いの答えを知りたくなり手に取りました。 サハリンの韓国人はなぜ帰れなかったのか―帰還運動にかけたある夫婦の四十年 作者: 新井佐和子 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 1997/12 メディ…

【コスメ】シャネルのクリームチークを買いました。

先日、シャネルのクリームチークを購入しました。 CHANEL シャネル ル ブラッシュ クレーム ドゥ シャネル #69 INTONATION 2.5g [並行輸入品] 出版社/メーカー: CHANEL(シャネル) メディア: ヘルスケア&ケア用品 この商品を含むブログを見る 非常に使用感が…

【書評】不機嫌な果実がドラマ化したので再読してみた。

「不機嫌な果実」がドラマ化されたので再読してみた。 不機嫌な果実 (文春文庫) 作者: 林真理子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2001/01/10 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (21件) を見る 主人公の水越麻也子は32歳結…

【映画&読書評】野火 大岡昇平

先日、池袋の新文芸座にて映画『野火』を観賞しました。塚本晋也監督の自主制作映画。昨年の夏に封切られた際、興味を持ち、観たいと思いながら、作品のテーマの重さからか、何となく足が遠ざかっていました。今回、友人に誘われ良い機会と思い、観ることに…

【手芸期】刺してみました。~刺し子~

ちくちく、ちくちく、一本、一本丁寧に刺しました。かわいらしい図案に魅せられて、はじめたものの、なかなか時間がとれず、完成まで半年くらいかかりました。。。毎日、少しずつ刺しました。刺し子には、リラックス効果もあるような気がします。寝る前に、…

【受験期】TOEFL 2回目

先日のTOEFLの結果が返ってきました。Reading 18Listening 6Speaking 5Writing 11Total 40前回が、34だったので若干上昇しました。前回から今回のテストまでの対策は、単語暗記でした。旺文社の「TOEFLテスト英単語3800」をひたすら覚える作業。紙ベースだっ…

【美容】たかの友梨にまた行きました。

久しぶりに、たかの友梨に行きました。きっかけは、たかのからダイレクトメールが届いたこと。以前、たかのを利用した人向けにご優待価格で1回体験ができるというお知らせでした。8月に結婚式のカタログギフトを使って、たかのを利用しました。会員にこそな…

【書評】原爆供養塔 堀川恵子著

広島の平和記念公園には、原爆で犠牲になった人々の遺骨を祀る慰霊塔があります。本書はその慰霊塔に祀られる犠牲者の方々の原爆投下までの人生を辿りながら、広島の戦前、戦中、戦後を紐解いていきます。原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年作者: 堀川惠子出版…

【書評】遺骨 栗原俊雄著

先の大戦で亡くなった人々を遺骨収集という視点から論じた一冊。遺骨――戦没者三一〇万人の戦後史 (岩波新書)作者: 栗原俊雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/05/21メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る銃後であったはずの本土東京で空襲に…

【受験記】初めてのTOEFL

先日、初めてTOEFLを受験し、結果が戻ってきました。結果は、以下のとおり。Reading 10Listening 9Speaking 4Writing 11Total 34初めてかつ、あまり対策していなかった割には健闘したのかなあと思います。試験を受けて、全体の流れを把握できたのは収穫でし…

【書評】おそめ 伝説の銀座マダム 石井妙子

銀座のバーの伝説のマダムを題材にした、「おそめ」を読了しました。おそめ―伝説の銀座マダム (新潮文庫)作者: 石井妙子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03/28メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (26件) を見る 平成生まれで…

【映画&書評】火垂るの墓 野坂昭如

先日、テレビで「火垂るの墓」が放映されていたので観た。アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)作者: 野坂昭如出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/02/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 99回この商品を含むブログ (53件) を見る 幼い頃に観たことは記…

【書評】いいエリート、わるいエリート 山口真由

本屋で手に取ったら、思いの外読みやすく興味が持てたので購入しました。いいエリート、わるいエリート (新潮新書)作者: 山口真由出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/07/17メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 本書は、東京大学首席卒業、在…

【上映会】チャップリン映画3本立て

1ヶ月以上前の話になりますが、GAGAが配給している映画「チャップリンからの贈り物」の公開を記念して、幻のチャップリン映画3本をプレミア上映するイベントに参加しました。上映された映画は、「チャップリンの移民」「チャップリンの冒険」「チャップリ…

【雑誌】美人百花9月号

「美人百花」初めて購入しました。美人百花(びじんひゃっか) 2015年 09 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2015/08/11メディア: 雑誌この商品を含むブログを見るキャッチフレーズは、「コンサバより若くて華やかギャルより可愛くてリッチ25…

【美容】たかの友梨に行きました。

先日、たかの友梨のフェイシャルエステに行ってきました。コース名は、「速攻美白ビタミンマッサージ」。上司の結婚式のお返しで貰ったカタログギフトに、60分コースがあり、普段、エステに行くことがないので、よい機会だと思って選択しました。ちなみに、…

【映画&書評】この国の空 高井有一

夏になると何となく戦争物を読みたくなります。高井有一の『この国の空』を読了。この国の空 (新潮文庫)作者: 高井有一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/04/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 舞台は戦時下の東京。主人公里子と家族を…

【絵画評】藤城清治影絵展 幸せをよぶ光

先週末、銀座の教文館にで開催されている藤城清治の影絵展に行きました。毎年、この時期に開催されています。私は今年で3回目の観覧となります。決して広くはない展示スペースですが、暗闇の中で、輝く作品群には目を奪われます。藤城作品のよいところは、…

【書評】沈黙のひと 小池真理子

心が痛くなる一冊。読み進めるうちに、心が苦しくなりますが、両親の老いと死という全ての人が避けて通れない事象について丹念に描ききっており、誰もが何かを感じとることができる物語に仕上がっています。本書は、主人公の衿子とその父泰三の交流を描いて…

【書評】路 吉田修一

久々に本で涙を流した。しかも、電車の中で。台湾人の友達も多いし、何度も台湾に行ったことがあるので、かなり感情移入した。本書は、台湾新幹線開通までの7年間を数人の台湾人と日本人の人生とを絡ませつつ進んでいく物語である。登場人物が、思い悩みな…

医療制度・問題の理解に役立つ本

今回は、医療制度や問題について理解するのに役立つ新書と小説をそれぞれ1冊ずつご紹介します。まずは、新書から。『医療の選択』 桐野高明 岩波新書医療の選択 (岩波新書)作者: 桐野高明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/07/19メディア: 新書この商…

【旅行記・新潟】瞽女(ごぜ)さんとの出会い

4月半ばに、新潟へ温泉旅行へ行きました。温泉で日々の疲れを癒し、高田城の夜桜を愛で、美味しいお魚を堪能することを目的としする旅でした。旅の途中で様々な出会いがあり想像以上に新潟を楽しむことができました。そこで、旅の記録を2回に渡ってお伝えし…

【書評】たまゆら あさのあつこ

山の持つ神秘性と人の持つ情動を見事に絡めさせた小説。たまゆら (新潮文庫)作者: あさのあつこ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/10/28メディア: 文庫この商品を含むブログを見る あさのあつこさんは、『バッテリー』の印象が強く、児童文学者と認識して…

【書評】コンカツ? 石田衣良

アラサー女性の婚活模様を涙あり(?)笑いあり、で描いた作品。コンカツ? (文春文庫)作者: 石田衣良出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/02/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る テンポよく話が進んでいくし、描写もしっかりしていて読みや…

【書評】 花ならば赤く 有吉佐和子

最近、立て続けに有吉作品を読んでいる。 今回、紹介する作品は「花ならば赤く」。 花ならば赤く (集英社文庫) 作者: 有吉佐和子 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/07/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 短大卒業後に、口紅会社へ就…