【映画評】『ロイヤル・ナイト』と『ローマの休日』 ~A most romantic day for princess~

 先日、「ロイヤル・ナイト」を観た。

 

 時は、1945年5月8日。場所はロンドン。当時19才だったエリザベス王女は妹のマーガレットと共に、王宮の外で自由に一夜を過ごす時間を手に入れる。

 姉妹は、お付きの目を盗み、戦勝記念でお祭り騒ぎ状態のロンドンの街へと繰り出していく。バスに乗るのも、パブでお酒を飲むのも、ダンスクラブで見知らぬ男性と踊るのも初めてで、何もかもに驚くばかり。エリザベス王女は妹とはぐれ、途方にくれていたがで、空軍兵のジャックに助けられ、彼と急速に惹かれ合っていくが、お互いに言えない秘密があった・・・。

 


映画『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』予告編

 

 90分という上映時間に様々なエピソードがちりばめられてあり、テンポがよく退屈することなくラストまで見続けられる作品だった。エリザベス王女とジャックの運命的な出会いと別れは、単に男女の恋愛と片付けることはできない。立場の違いによって互いを誤解していたものが時を共有するうちに互いの状況を理解し、互いが成長していく青年と少女の成長物語にも見えた。

 マーガレットやお付きの兵隊など脇役の方々も人間らしく、クスッと笑えるような場面も多々あった。また、音楽やロケーションも素晴らしかった。見終えた後、すっきりした気持ちになれる良作だった。

 

 「ロイヤル・ナイト」を観たら、「ローマの休日」が観たくなった。早速、自宅に買いためてあったDVDを鑑賞。

 


「ローマの休日」予告編

 

 言わずもがなの名作。アン王女はローマを外遊していたが、退屈な日々にうんざりし、ローマの街に飛び出す。ひょんなことから、新聞記者のジョーと出会う。ジョーは、王女の特ダネ記事を書くためにアン王女を利用しようとするが、時を共有するうちにお互いに惹かれあっていく二人。だが、彼らに残された時間はなく、2人は互いの日常へと戻っていく。

 

 作品内容は、言わずもがなの名作だと思うのですが、グレゴリー・ペックの男前ぶりにくぎ付けになった2時間弱でした。あんなにハンサムな方、なかなかいらっしゃらないと思う。

 

 話の構成的には、『ロイヤル・ナイト』の方が上だと思ったが、俳優陣のクオリティーは、やはり『ローマの休日』が上だと思った。

 

I watched two movies weekend.

Both movies are romantic movies about princess and a man.

Both movies made me so happy.

【受験記】TOEFL3回目

先月末のTOEFLの結果が返ってきた。

Reading 12 (前回18)

Listening 9 (前回6)

Speaking 9  (前回5)

Writing 14      (前回11)

Total 44    (前回40)

 

思っていたよりも、悪い印象。。

昨年12月から今年の5月までに行ってきたこと。(毎日は行えていない。)

○ 旺文社の単語帳の暗記する

○ オンライン英会話の無料体験を受講しまくる

○ webtoeflの無料授業を一通り受講する

○ tedで気になったものを聞いてみる

など。

 

 Speakingが前回よりも伸びたのはオンライン英会話で「英語を話す」経験値が高まったからだと思う。今までは、全く話す機会がなかったので。今回は、少し自信を持って話すことが出来た。初めの自分の考えをまとめて話す問題は手ごたえを感じた。今まで何の対策も行ってこなかったが、テンプレートなどをある程度修得すればさらなる得点アップできそうだと感じた。

 

 Listeningは、問題演習不足。そもそも、リスニング力が足りないことに加え、問題傾向がつかめていないので、どういう姿勢で聞けばいいのかが分かっていなかった。なので、webtoeflのリスニングコース受講して問題傾向を掴もうと思う。I

 

 Readingは時間切れになってしまった。語彙力が不足していると思うので、単語暗記は継続する。あとは、英文を積極的に読む。

 

 Writingは、特段対策していないが、一番点数はよいし、伸びている分野。旺文社「TOEFLテストライティング問題100」を昨年購入して、少し読んだくらい。あとは、ブログの最後に英文を書き連ねるようにはしている。独立問題はそこそこできているが、統合問題がまだまだなので、次回までに統合問題の底上げを図る。

 

 次回は9月受講予定。次こそ60を超えなければ。。。。。

 

My toefl score wasn't good.

I aim to get 60 points next test in September.

 

 

 

 

【書評】北朝鮮に嫁いで四十年 ある脱北日本人妻の手記 斎藤博子著

 本書はいわゆる「日本人妻」が戦後北朝鮮に渡り、生き抜き、命からがら日本へ戻ってくるまでの手記である。

 

北朝鮮に嫁いで四十年	ある脱北日本人妻の手記

北朝鮮に嫁いで四十年 ある脱北日本人妻の手記

 

  テレビやニュース等で「日本人妻」なる言葉は見聞きしたことがあったが、平成生まれの私にとっては、決してなじみの深い人々ではない。

 

 まず、本書を通じて、戦後間もないころ、北朝鮮は地上の楽園だと信じ、多くの在日朝鮮人とその配偶者が日本を離れ、北朝鮮に渡ったこと、その後彼らの多くは、北朝鮮で辛い日々を送り日本に戻ることもできなかったことを知った。

 

 東西冷戦真っただ中で、まだ日本が豊かではなかったからこそ、起こり得た現象なのだろう。今だと信じられないような話に感じてしまう。

 

 私にとっては、「日本人妻」なる方々の境遇や感情を知る一助になった。

 

I read the book about Nihonjinzuma.

I didn't know Nihonjinzuma until I read it.

Nihonjinzuma is the wife who believed that North Korea is a paradaise and went there post war with her husband.

 

 

【書評】『火花』(又吉直樹)と『赤めだか』(立川談春)~The friendship of men and the love between master and pupil~

 『対岸の彼女』で女同士の友情を味わったら、男同士の友情ものを読みたくなって、以下の2冊を選んだ。

 

火花

火花

 

 

赤めだか

赤めだか

 

火花

 第153回芥川賞受賞作。作者は、よしもとの芸人としても有名な又吉直樹

 売れない芸人「徳永」と花火大会での出会いをきっかけに彼の師匠となる「神谷」の日常を哀感たっぷりに描いた小説。現役のお笑い芸人が自身や周囲の仲間の経験をベースにして物語が描かれているので、エピソード一つ一つにリアリティーがあり、読み手を物語の世界に引き込むのは巧い。

 小説全体としてはテンポや勢いはなくやや淡々とした印象を受ける。しかし、言葉の選び方や一文一文に込められた思いが文章全体から滲んでおり、筆者が本作品に込めた並々ならぬ気持ちが伝わってきた。正に、芥川賞らしい作品だなあと感じた。

 私自身は、『火花』の世界観を完全に理解できたという自信はないが、「芸人さんの世界ってこんな感じなのかな」となんとなく分かった気がした。徳永と神谷の凝縮した関係性は、息苦しさを感じずにはいられないが、一抹の羨ましさも感じた。

 

赤めだか

 筆者は、売れっ子落語家であり、ドラマ『下町ロケット』などにも出演した経験のある立川談春。彼が立川流に入門し、前座から二つ目、真打ちになるまでを描いた一種の自伝的青春小説。

 落語家が書いた本だけあって、テンポがよくすぐに読み切ってしまった。また、エピソード一つ一つが面白く、人情味があってほろっとさせるところもよい。口は悪いし、厳しいが弟子思いの談志と師匠を畏れつつも尊敬する弟子たちの様子が活き活きと描かれていた。

 

「修業とは矛盾に耐えることだ」

 この一言は、胸に刺さった。落語家ではなくても新人には、あらゆる理不尽な事態に直面することが多々ある。それは、修業だったんだと、納得できた。

 

 I read two books that showed me the friendship of men and the love between master and pupil.

 The one of the books said "The training is to endure the contradiction.".

 

 

 

【書評】対岸の彼女 角田光代 ~The purity of women's friendship~

 最近、キャリアウーマンの婚活をコミカルに描いたドラマ『結婚できないんじゃなくて、結婚しないんです』と主婦の不倫を描いたドラマ『不機嫌な果実』を観ている。

 

 どちらの作品も、対象や場面の設定は異なるのだが、恋愛ドラマの王道をその作品なりに抑えていて、面白い。

 

 ただ、片方は、キャリアウーマンを、もう一方は、主婦を主人公としている。そのため、それぞれの作品に対して共感できる層は自ずと限られてしまう感は否めない。そんなことを考えつつ、キャリアウーマンも主婦も両方混在する作品って何かなかったかなあと思いを巡らしていたところ、『対岸の彼女』を思い出した。

 

対岸の彼女 (文春文庫)

対岸の彼女 (文春文庫)

 

 言葉を交わさずとも深く分かりあいたいと願う女性たちの友情の紡ぎ方を描いた作品。

 

本書は、言わずと知れた第132回直木賞受賞作。

 

 専業主婦の小夜子は、生活を心機一転させたくて、葵が代表を務めるベンチャー企業でハウスクリーニングの仕事を始める。一緒に仕事を始めることで子持ちの主婦小夜子と独身社長葵の間に友情が芽生え始める。

 

 今回で読むのは2回目でしたが、味わい深く、読み応えがありました。ノンバーバルな結びつきで始まった友情の一時の強さと、その脆さを上手く描いているなあと。お互いが訳もなく「ウマが合う」と感じたけれど、時が過ぎるについてて、互いの知られざる一面に直面した時の衝撃。ただ、絶望から絶縁ではなく、互いを受け入れてより一層結びつきが強まるようなラストの描き方も好感が持てました。

 

 葵も小夜子も彼女たちなりによく考えているのだけれど、互いのことを自分より思慮深くない人であると決めつけてしまい、そこから起きるすれ違いを丹念に描いている。女の子は、ぶつかり合うことを恐れて言葉を引っ込めてしまう傾向にある。なんとなく共感し合って終わってしまう。心地よいのだけれど、なんとなく会話の後にそこはかとない孤独感を味わっていしまうのも事実だなと、本書を読みながら感じた。

 

黙って腹にためこめば深刻味を帯びるが、口にすればどうしたって喜劇なのだと、いつか思ったことが思い浮かんだ。

 

自分がやりたかったことはこういうことだった。立ち止まる前に出来ることを捜し、へとへとになるまで働き続け、その日の終わりに疲れたねと笑顔で誰かと言い合うこと。

 

どれほど親しくなったって、一度離れてしまえばあっという間に関係は終わる。あの風変わりな事務所のことも、同い年の女社長のことも、自分はすぐ忘れるだろうし、葵だってそうだろう。子どもじゃなくたって、医や大人だからこそ、記憶はすぐさま日々に紛れてしまうだろう。 

 I have read the novel two times.

The novel shared the difficulty of non berbal conection and the purity of women's friendship.

I think that women tend to unlike discussion and like synpathy. I think the tendency lead to feelig for isolation. 

【書評】サハリンの韓国人はなぜ帰れなかったのか 新井佐和子

書店で文庫本の新刊コーナーに陳列してあった本書を見つけ、題名の問いの答えを知りたくなり手に取りました。

サハリンの韓国人はなぜ帰れなかったのか―帰還運動にかけたある夫婦の四十年

サハリンの韓国人はなぜ帰れなかったのか―帰還運動にかけたある夫婦の四十年

 

まず、本書を通じて、戦前サハリンには多く日本人が移り住み、生活をしていたことや、日本人と同様、日本の支配下にあった韓国人の方々も多く住んでいたことを知りました。

そして、終戦後ソ連の支配下になったサハリンから多くの日本人が命から引き揚げてきましたが、日本国籍を失った韓国人の中には、不本意な形で何十年もサハリンの地に留まらざるを得なかった人が存在したということも知りました。

 

本書は、サハリンの地で知り合い、結婚した韓国人の男性朴氏と日本人の女性和子氏がサハリンの地で知り合い、結婚し、戦後日本に引き揚げた後、サハリンの地に留まっている韓国人たちを祖国へ帰還させるべく行った運動を記録したものです。 

 

筆者は、朴夫妻の運動をそばで支えてきた新井佐和子氏。新井氏は平凡な主婦であったが、ある時メディアでサハリン残留韓国人問題を知り、関心を持ち、少しでも役に立ちたいと思い、運動に参加したとのことです。朴夫妻の活動を少しでも多くの人に知ってほしいという思いで本書を書き上げています。

 

サハリン残留韓国人問題は様々な団体の利害が錯綜し、単純には語り得るものではなさそうだと、本書を読了して感じました。

 

また、朴氏は故郷の韓国に家族がありながら、移り住んだ先で和子という新たな妻を得ています。もう故郷に二度と戻ることはできないという諦めから、新たな家族を得ることとしたのですが、二つの家族を得ることになり、後に彼を取り巻く人々が困惑し悩むことになりました。これは戦中、戦後では珍しことではありません。時代に人々が翻弄されていたのだなと感じました。

 

I would like to know the answer that the title questioned.

 

 

 

 

 

【コスメ】シャネルのクリームチークを買いました。

先日、シャネルのクリームチークを購入しました。

非常に使用感がいいです。少しの量でかなり発色します。少しつけるだけで、つやっぽい顔になれます。初日はつける量を間違えて、顔が真っ赤になってしまいましたが(笑)、自分の顔を見て「雑誌で見るような顔だなあ。。いわゆる、おふぇろ顔ってこんな感じなのかなあ。」と、感慨にふけってしまいました。。

 

今までは、エレガンスのクリームチークを使っていました。この商品は、良くも悪くも、顔に大きな変化をもたらしませんでした。かなりナチュラルな使用感でした。

ただ、私にとっては、ちょっとナチュラルすぎたのかな。。もう、チークの存在意義が不明瞭になっていたので、思い切って雑誌Ojji5月号で紹介されていたシャネルのクリームチークに変えてみました。すると、ばっちり期待に応えてくれました!!

 

 

初、シャネルでの化粧品購入でちょっと敷居が高かったのですが、店員さんも丁寧に対応してくれたし、ファンデーションの試供品もいただけたのでまた機会があれば寄ってみたいです。

 

I bought a cream cheek at CHANEL.

This product is very brightly colored.

When I used it, I could make my face romantic.

I thought my face is like a face that I saw in the magazine.